黒を卒業して自分に似合う色を探す
そごうのハンカチ売り場に寄ってみたら、春らしいピンクやミントグリーンなどの
パステルカラー一色でした。
そういえばちょっと前、お知り合いに「黒ばっかり着てるね。色物も着たら?」
というようなことを言われた私。
言われてみれば昔から「黒」という色を好んで身に着けていたように思います。
学生時代、小物やネイルまで黒(今だったら絶対やらない…)だったことも
ありました。
黒ってカッコいいんですよね。細く見えるし、おまけに合わせやすい。
裏を返せば、黒を着てたらなんだってマシに見える、無難…ということでしょうか。
その人がどういう意味合いで「色物も着たら?」と言ったのかはわかりませんが、
後々考えてみると、黒って、少し自分がない色のように思えてきました。
街行く人を観察してみると、黒を着ている人のなんと多いこと。
特に男性の通勤スーツを見てみると、ほとんどの人が黒。上着も黒、バッグも靴も黒。
なんだか無個性に思えて仕方がないのです。
会社の規定で黒しか着られないのなら仕方ありませんが、考えるのが面倒くさいから、
「黒さえ着ていれば間違いない」という考えの方もいるでしょう。
別に、それでも何ら構いません。
でも、私は昔からオシャレが好きでした。
最近はこんまりさんや、「フランス人は10着しか服を持たない」「服を買うなら捨てなさい」などの本の影響で、すっかり洋服の数を減らしていますが、やっぱり少ない洋服でもオシャレでいたい…!という気持ちが再び湧き上がってきました。
となると、無個性な黒、皆が着ている黒を卒業して、自分に似合う素敵なカラーを見つけたいと思うのです。
美輪明宏さんも著書で、「黒は喪服の色」なのであまり着ることを勧めない…とおっしゃっていました。色にはそれぞれの持つパワーがあり、自分をどう見せたいかによって、着る服の色も変えるべきだと。
一度じっくりと、色について考えてみたいと思う今日この頃です。